魚のヒミツ−今までお寄せいただいた質問について
Q9 イワシの減少の原因について
日本のマイワシの漁獲量は1988年頃がピークでしたが、90年代に入ると急速に減少し、2003年にはピーク時の1/100程度まで落ち込んでいます。
この原因については専門家の間でも色々と議論されているようではっきりと究明されていませんが、幾つか考えられる原因が挙げられています。その原因として、人間による乱獲、鯨など大きな海洋生物の増加(捕鯨減少によるものか?)、海水温の上昇による餌となるプランクトンの減少、エルニーニョ、水質の悪化、イワシ自身の自衛のため等々が挙げられます。近年の研究では長期的な海洋環境の変化が影響しているという見方が有力です。
また、イワシやサンマなどは昔から周期的に増減を繰り返しており、今後再び増加するという研究報告もあります。最近の新聞('04/8月)には、日本海側でマイワシの漁獲量が上がってきており、以前のようなイワシ漁に活気が出て来ているという記事が載っていました。再び豊漁になることを願うばかりです。
最近スーパーでは、マイワシ1尾が200円の値を付けることも珍しくありません。このままだとマイワシも高級魚の仲間入りです。
2005/4/3付けの読売新聞にイワシの豊漁、不漁の要因に稚魚の生育時の海水温が大きく関わっているという事を水産総合研究センター・中央水産研究所の研究員らが突き止めたという記事が掲載されていました。