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魚のヒミツ−魚と毒−ゴンズイ

ゴンズイ 釣り人は要注意!

ゴンズイ「海の中にドジョウがいる!」初めてゴンズイを見た時はそう思いました。口元にヒゲを生やし可愛い顔をした魚です。ゴンズイは一塊になって泳ぐ習性があり、その形からゴンズイ玉と呼ばれています。干潮時の潮溜まりでもたまに見かける事があるほどとても身近な魚です。

ゴンズイの毒

高分子タンパク質で構成されるものであるが、現在のところ詳しいことは不明です。棘は背ビレと腹ビレににあります。

被害 刺されると

海の中で泳いでいるゴンズイが襲ってくる事はまず有りません。ゴンズイ玉に近づいて行くと、塊が割れて障害物を回り込むようにしてまたひとつの塊に戻ります。小さな弱い魚が良く採る行動と似ています。(でも、たまたまかも?無茶な行動は慎みましょう)

ゴンズイの棘(背ビレと胸ビレには3本の毒棘)に注意しなくてはならないのは、特に釣り上げた時に知らずに素手でつかむ事です。これがウッカリでは済まされません。興奮状態にあるゴンズイは、いつでも攻撃出来るようにヒレを立てた臨戦状態にあります。棘は鋭く、深い傷を負うことになります。磯遊びする時も潮溜まりでゴンズイを見たら、無暗に手で触れないように注意して下さい。

この棘が刺さると、激しく痛み、患部は赤く腫れ上がります。重傷の場合はその部分が壊死するともあります。また、死亡例も報告されています。また、ゴンズイは死んでもしばらくはその毒性が残っているので注意が必要です。

応急処置 もしもの時の対処法

患部を水で洗い刺された部分から毒を搾り出し、患部を火傷しない程度の熱いお湯に30分〜1時間漬けていると毒が不活性化し痛みが治まってきます。後は至急病院へ行き手当てを受けて下さい。

ゴンズイを食べる

釣りの下道として扱われるゴンズイですが、厄介な棘さえ外してしまえば、味噌汁,煮付け,空揚げなど色々な料理に向いているようです。


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[日本の海水魚]
持ち運びやすいコンパクトサイズの図鑑ですが、日本近海の海水魚1246種を掲載。海に出かける時はいつも携帯しています。